フランス語はなるべく同じ言い方をすることを避けて話す言語です。
一方日本語は言わなくてもわかることは言わない言語ですかね、それが自然な話し方です。
フランス語は、同じ言い方は避けるけど、それを言わないのは不自然な話し方(非文法)となりますので、代名詞や、その他の表現で言い換えて使っていきます。
その他の表現を知らなければ、繰り返し使うことになりますが、それを省略することはできないことに注意してください。そうすると、何度も何度も繰り返すことになって、自分でも話していて疲れると思います。聞く方も、話がいちいち長くてくどくどしく感じてしまいます、、(苦笑)
ですので、そういう時は代名詞の使い方をまずは復習または学習して使えるようにすれば楽になります。
代名詞はいろいろあるのですが、まずは学習したものからしっかり使えているかを確認することをお勧めします。簡単なもの、そしてよく使うものから習いますからね。これを使えていないと、くどくどしい話し方(自然ではない)をしていることになります。代名詞を使えていないのは、知識はあっても習得できていないからです。意識する必要があります。なぜなら日本語では代名詞をあまり使わないからです。
それを避けるために、まず名詞で聞かれたら、必ず代名詞で言い換える必要があります。なのでフランス語には信じられないくらい(日本語や英語と比べて)いろんな代名詞が存在します。
それに加えて、特にフォーマルな文章では、代名詞はさておき、通常同じ言葉や表現は避け、言い換えて話を展開させていきます。仏検では、代名詞レベルまでが問われている肌感がありますが、DELFでは上級へ行けばいくほど当然、それらの習得が必須です。それが自然であるべきフランス語だからです。
昨日のプライベートレッスンで、nourritur と alimentation の違いについて話題になりました。
取り扱っていた仏文のテキストは下記です。関連語も併せて抜粋しますので、皆さんにも共有しますね!(仏検準1レベルのテキストです☆ 今後の学習の参考までに、、)
① La planète peut aisément nourrir 12 milliards d'hommes.
地球は120億人分の食糧を容易に供給できる。
② Ceux qui souffrent dans les grandes villes ou les campagnes sont trop pauvres pour acheter de la nourriture.
大都市や地方で苦労する人々は、あまりに貧しいため、食糧を買うこともできない。
③ Ainsi même quand la production alimentaire d'un pays est excédentaire, certains groupes humains n'ont pas accès à une alimentation correcte.
このように、食糧生産量が過剰な国でも、一部の人たちには最低限の量の食料さえ手に入れることができない。
④ Car les fortes densités de population sont un élément de progrès et de sécurité alimentaire en stimulant la recherche et l'adoption d'innovations agricoles.
それは人口密度の高さは進化と食糧生産の保証を作り上げる要素であり、様々な農業改革の研究と採択を促すから。
① nourrir ( v,tr ) → alimenter ( v,tr ) より改まった言い方
インプットを増やせば、使われ方や頻度が自然習得できます(子供が第一言語を学ぶような感じで)。
それで辞書で内容もチェックすると(あくまでも感でわかっているだけなので)、自分の自然習得と、定義を比べて確認することができます。ああ、やっぱりこんな感じね、と確認。(大人になってからの第二言語習得は子供が第一言語を習得する時よりインプットがどうしても少なくなるため)
辞書で確認すべき詳細は、ワークショップで!
② nourriture ( n,f ) → (食品)具体的な食べ物
nourrir の名詞 →名詞の派生はたくさんある
③ alimentation ( n,f ) → (集合的に)食料品
alimenter の名詞
④ alimentaire ( adj ) → この意味の取り方はワークショップでご紹介!
alimentation の形容詞
⑤ +@ aliment ( n,m ) → nourriture と類似語
alimenter の名詞
上記取り扱った内容は難しいのですが、フランス語の基礎は誰にとっても、どのレベルの人にとっても同じです、発音も同じことです。守るべきルールをそれぞれ守って、それをクリア(自動化)していくことが習得ということになります。自分の今いる地点は自分にしかわかりません。何をどのように学習して今何を学習してるのか。何をどう学習して今の時点にいるのか。次のステップに行くには何が必要なのか。
自分で学習内容を決める必要があります。もちろん定期的なレッスンではその導きができますし、レッスン内での習得も目指しています。
ただ、習得はレッスン以外においては、自分でしていくものです。あくまでも、自分のいるレベルにおいてのまず習得すべき基礎を身につけていくというステップをとっていくのが最終的な近道のはずです。
そのフランス語習得までの long journy (というしかない、、)をいかに、効率的に、効果的に学習して習得していくかが、その旅を”より長いものにしてしまっている”のか、”そうではない”にしているのかの違いです。早くできるようになる人は、効果的な学習方法をとっています。IQだけの問題だけではありません。
”そうではない”の道への案内を Dans Un Café ではしております(!)ので、レッスン以外での学習においてもその道を取り学習を進めていけているかの意識をしてみてくださいね!
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