やってきました!2024年7月29日。

パリ・オリンピック/パラリンピックのチケットは、1年ほど前に抽選があって、その抽選当選者によって、多くが販売済みだったのですが、開幕する少し前から、”おすすめ”の追加チケットが毎週木曜現地時間10時に販売されるということで、滞在中その時間にスタンバり、チケット入手を試みていたところ、なんと、買えたのです。Roland GarrosのセンターコートであるPhilippe-Chatrierで行われるテニス観戦の試合が見れるチケットが!その価格はなんと30.45ユーロ。Quel plaisir, quelle chance avec ce petit prix !
またRoland Garrosでテニス観戦ができる喜び。とても楽しみにしていました。
こちらも数日前にわかりました。誰と誰が戦う試合なのかが。
実は今回渡仏を決めたのは、ラファエル・ナダルのプレーするテニスを生観戦したいという願望がありました。ナダルはその年2024年での引退が噂されており、自身得意コートであるクレーコートで戦う姿を最後に目にしたいと思ったのです。
同年5月に行われたフレンチオープンではそれは叶わなかったのですが、なんとオリンピックでそれが叶ったのです。C'est incroyable, pas vrai ?
5月にフレンチオープンを2回観戦しに行っていたので、現地でのいろいろな勝手がわかっていたため、200パーセント楽しむことができました。この日もトップ選手のプレーを一日中楽しませてもらって、30.45ユーロ。これは価格以上の体験でした。夜22時ごろまで会場にいたので、12時間以上滞在していたことになります。
会場には10時30ごろ入り、第1回戦が始まる12時までは、出場選手たちがAnnexコートで練習している様子を間近で観戦することができます。いろんなコートを周り、誰が練習するのかを確認し、気になった選手の練習風景を間近で見ることができるのです。
推しの選手である1人、Casper RUUD(ATPランキング自己最高位シングルス2位)を発見!
目の前で彼の練習風景を見学。間近で見るそのボールの威力に圧倒。そして練習後には、”サインください!”と声をかけて、サインをテニスキャップにもらうことができました!(サインをもらうためにテニスキャップとサインペンを持参していました!)
そしてセンターコートへ移動します。
このコートに入るのも2回目です。今回も上段の席です。世界各国から来たであろう観戦者が集まり、コートを埋め尽くしていきます。この熱気。このパリ・オリンピックの雰囲気は本当に最高です!

まずは女子シングルス第2回戦の試合観戦から。そうです。私が購入したチケットにはセンターコートで行われる2試合が観戦できるチケットだったのです。
ナダルの試合を見る前に、なんと、世界ランク1位で私の女子選手で1番推しのIga Swiatek選手の試合でした。対するは、フランス人選手Diane Parry。
もちろん自国開催である、ディアンヌへのみんなの熱のこもった応援。ただ、相手が強すぎる、、、それでも、圧倒的な強さを見せるイガと戦っていても、ディアンヌの強い精神力には打たれるものがありました。
女子の2回戦が終わって程なくして、男子シングルスの1回戦が始まります。

Novac DJOKOVIC VS Raffael NADAL戦です。
当然多くの観戦者は引退が迫るナダルを応援。そんな激アウェイの中、ジョコビッチの強いこと。それでもナダルは、ナダルにしかできない熱いプレーを見せてくれました。カッコ良すぎました。
フィジカル的により厳しいナダルですが、1球1球に全霊を込め魂をいれて打っている彼の姿を目に焼き付けることができました。私もテニスをするので、これを心に刻み常々練習していこうと強く思ったのでした。
センターコートでの試合が終わり、その他のAnnexコートへ移動します。
男子ダブルスアメリカチームのTaylor Fritz /Tommy Paul VS カナダチーム
Felix AUGER-ALIASSIME /Milos RAONIC 戦です。
アメリカチームが戦利し、テイラーからサインをゲット!今回2人目のサイン獲得!✌️

敗北した選手はコートから足速に先に去っていくのですが、勝利した選手はコートに少し残り、ファンサービスをしてくれる選手が多いです。


その次に狙うは我らが日本🇯🇵チーム、錦織圭/柴原瑛菜 VS 開催国🇫🇷チームのEdouard ROGER-VASSELIN /Caroline GARCIA戦です。錦織選手の試合が見れるとは!
観戦席は自由席なので、席を確保するために、この試合の始まる前の試合から席を確保するために入りました。観戦席が満員だと、入場することができないからです。1つ前の試合から観戦席はなかなか空かなかったのですが、粘って中に入り、席が確保できました。
見てみたい!と思っていた憧れの選手の1人である錦織圭の試合を目の前で観戦することができたのはとてもラッキーでした!

そして、センターコートと違って、選手を本当に間近に見れるので、選手間でのやりとりが聞こえるのです。それも日本語🇯🇵で(聞こえたのは錦織選手の方だけですが、、)。
これは相当面白かったです。通常選手たちは相手に口元を読まれないように口元を隠してコミュニケーションをとりますし、肝心なところは聞こえません。Yes, Noなどの返事は聞こえますが、どこに打つという具体的な内容は観客にももちろん聞き取れないようにコミュニケーションを取るのが普通です。ただここはフランス、そしてプレーヤーはKEI NISHIKORI。そしてパートナーの柴原選手も当然日本人ということで、日本語での会話は隠されることなく(当然日本語がわかるプレー関係者にはいないはずなので)、選手間のやりとりはこちらには丸聞こえで(と言っても錦織選手の声だけですが)、どこに打つとの打ち合わせが丸聞こえだったのです。フレンチオープンの際、チチパス選手がパパチチパスと試合の最中に話していたのも経験しましたが、ギリシャ語は理解不能でしたが、ただ今回は理解可能な日本語🇯🇵です!
その会話が面白くて、『あ、間違えた、とかやっぱりこっち』と言い換えたり、錦織選手のなんとも言えないキャラクターを感じたり、打つ前からどこを狙っているのかが分かったりと、これまた貴重な経験で、彼のそんな度胸をプレー以外からも感じました。
柴原選手のプレーは5月のフレンチオープンでミックスダブルスの試合を見ていたので、2回めでしたが、彼女のプレーにも再び痺れました。
この試合を観戦した時、日本チームのベンチとは反対のフランス陣営での観戦だったため特にフランス人が多いサイドで、周りに日本人は少なく、隣に座っていた方もフランス人の方だったのですが、今回フランスでオリンピックが開催されるということで、観戦チケットを抽選で結構獲得されていて、その年のバカンスをオリンピックにフォーカスし、パリ滞在も同時に楽しんでいるという親子でした。お母さまの方は70代くらいの方だったのですが、昨日もRoland Garrosにいて、家に着いたのは夜の1時だったわよ!と毎日応援に、観光に楽しんでいるということを話してくれました。
応援する国が違っても、オリンピックを楽しんでいるいう共通項があり、お互い応援する国の選手ではなくてもそのファインプレーを讃えあったり、はたまた、ポイントに悔しがったり、喜んだりと一喜一憂を共にし、そして観戦中にお互いの国についてあれこれ話したりと楽しい観戦でした。
アウェイ席そして、そもそも日本人観戦者が少ない中、選手に応援を送ることの難しさよ!応援って日本語だと難しいんだな、という発見もありました。一方フランスサイドにはいろんな応援の種類があって、それはこれまでのフランスでの試合観戦を通して、感じていたのですが、言葉って改めて面白いな、と思いました。
かくしてとてつもないアウェイのなか、この試合は日本チームが勝利したのですが、私が座っていたサイドはフランスチームのベンチサイドだったため、勝利チーム選手のサインが欲しかったのですが、移動もできず、サインゲットならず。遠すぎました、、、大きな声で叫びました、サインください!と。でもその声の効力は及ばず。これは残念だったな。次回のチャンスに期待です!
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